SNACK 3行まとめ
- 対応アプリ間でパスワードとパスキーをファイルのダウンロードなしで直接転送
- 移行先で開始し、移行元で内容を確認・承認する3段階
- 開始時は4サービス対応、利用可否は各社の連携状況次第
スナックガールズのひとこと
ネア — 対応アプリ同士なら、パスキーをサイトごとに作り直さなくていいんですね。移行のたびにログイン先を巡る作業が減るのは助かります。
AIKO — Androidは同じ端末内の受け渡しを仲介しつつ、認証情報の中身は見ません。封筒を開けない配送係――ロボット的にも礼儀正しい設計です。

Androidでは、対応するパスワード管理アプリの間で、ファイルをダウンロードせずにパスワードとパスキーを直接移せるようになりました。端末内に暗号化されていないテキストファイルを置く従来の手間を避けられ、パスキーをサイトやアプリごとに作り直す負担も減らせます。
CSVを書き出さず、パスキーまで移せる
Googleが9月10日に発表した新しい仕組みでは、対応する管理アプリ同士が同じ端末内で認証情報を受け渡します。従来は暗号化されていないテキストファイルを端末に書き出す方法が一般的で、パスキーは移せず、サイトやアプリごとに作り直す必要がありました。
今回はパスワードに加えてパスキーも転送の対象です。ただし、Google パスワード マネージャーのCSV経由の取り込みが廃止されたわけではなく、従来の方法も選択肢として残ります。

新しいアプリから始める3段階
操作は移行先のパスワード管理アプリから始めます。取り込みまたはコピーを選ぶと、Androidが同じ端末にある移行元アプリを検出。続行すると移行元が開き、移す項目を選んで内容を確認し、承認すると数秒で受け渡しが完了します。
承認時には端末の画面ロックで本人確認を行い、移行先の管理アプリを信頼できるか確かめる必要があります。パスキーの転送では、リカバリーキーの入力を求められる場合もあります。
開始時は4サービス、利用可否は連携次第
発表時点の参加サービスはGoogle Password Manager、1Password、Bitwarden Password Manager、Dashlaneで、Googleは今後さらにパートナーを増やすとしています。開発者向けAPIはAndroid 8以降に対応しますが、実際に使えるかどうかは各社の実装に左右され、すべての端末やアプリの組み合わせで利用できるとは限りません。
転送には標準化されたFIDO Credential Exchange Formatを使い、Androidが同じ端末内のアプリ間通信を仲介します。認証情報の中身はAndroid OSや未認証のアプリには開示されません。Google Password Managerへの取り込みでは既存の重複パスワードは追加されず、移行元から情報が返らない場合やデータが壊れている場合は失敗することがあります。

出典・確認日: Google ブログ・Android Developers・Google パスワード マネージャー ヘルプ・Google Play・2026年9月11日
- https://blog.google/products-and-platforms/platforms/android/switch-password-managers/
- https://developer.android.com/identity/sign-in/credential-transfer
- https://support.google.com/chrome/answer/13068232?co=GENIE.Platform%3DAndroid&hl=en
- https://play.google.com/store/apps/details?hl=en_US&id=com.google.android.apps.credentialmanager
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