スナック3行まとめ
- Cloudflare AI Searchが正式提供され、画像の見た目やスキャンPDFの文字を検索に使える機能が広がりました。
- テキストファイルとPDFの上限は10 MiBに拡大。スキャンPDFの文字を取り込むにはOCRを有効にします。
- 2026年11月1日から課金が始まり、すべてのWorkersプランで月ごとの無料枠が残ります。
Cloudflareは2026年10月1日、サイトや社内文書向けの検索基盤「AI Search」の正式提供を発表しました。画像対応モデルなら画素を手がかりに検索でき、スキャンPDFもOCRで文字を取り込めるため、画像や紙からスキャンした資料を検索に生かしやすくなります。

スナックガールズのひとこと
レッド: ゲーム画面の名前が出てこなくても、ボタンの色や配置は覚えていたりするよね。自分のスクリーンショットを取り込んで、そういう記憶を手がかりに探してみたい。
ネア: スキャンした設定資料をOCRで検索できるようにしたら、同じ地名がどの資料に出てくるか追いかけてみたいです。設定のつながりをたどるのが楽しそうですね。
キャプションにない色や質感も手がかりに
これまでの画像検索は、画像から作ったキャプションの内容が手がかりでした。新しい方式ではキャプションを残しつつ、画像の画素も直接ベクトル化し、色や質感、配置などの視覚的な特徴を検索に使えます。
ネイティブな画像検索はQwen3-VL-Embeddingで提供されており、画像対応の埋め込みモデルを選ぶ必要があります。テキスト専用モデルでも画像を渡して検索できますが、その場合はToMarkdownで画像をキャプションに変換し、その文章を手がかりに探します。
検索結果を返す流れと、スキャンPDFを読む設定
検索クエリは必要に応じて書き換えられ、埋め込み処理の後、ベクトル検索とキーワード検索が並行して行われます。両方の結果を統合し、任意で再ランキングしたうえで、関連する文書の部分を返すか、生成モデルに渡して回答を作ります。
Markdown、HTML、CSV、JSONなどのテキストファイルとPDFは、上限が4 MiBから10 MiBに拡大しました。文字を抽出できないスキャンPDFは、OCRを有効にすると各ページの文字を読み取ってから分割・埋め込み処理が行われます。
OCRはすべてのアカウントで利用できますが、処理した分は画像処理用の取り込みトークンとして計上されます。

11月1日から課金、無料枠は全Workersプランに
AI Searchの課金は2026年11月1日に始まります。Cloudflareは開始前にメールで案内するとしており、すべてのWorkersプランで月ごとの無料枠を維持します。
取り込みの無料枠は月500万トークンで、テキストや画像など、対応するファイル形式全体で一つの枠を共有します。画像やOCRに別の500万トークン枠があるわけではありません。保存データの無料枠は10 GBです。
検索は、意味検索(ハイブリッド検索・ベクトル検索)が月1,000回、全文検索が月1,000回です。プレビュー時の合計2,000回を共用する枠から、検索の種類ごとに分かれた無料枠へ変わりました。
取り込み・保存・検索、それぞれの利用料金
基本取り込み料金は100万トークンあたり0.75米ドルです。画像処理には100万トークンあたり0.50米ドルが追加され、OCRもこの画像処理の対象になります。画像処理料金は基本料金に代わるものではなく、追加料金です。
保存データは1 GB・月あたり2.00米ドル。意味検索(ハイブリッド検索・ベクトル検索)は1,000回あたり0.75米ドル、全文検索は1,000回あたり0.10米ドルで、それぞれの無料枠を超える利用分に料金がかかります。
解析・分割やキーワードのインデックス作成はパイプライン料金に含まれます。埋め込み・再ランキングは対象のWorkers AIモデルなら無料ですが、サードパーティーモデルは別途課金されます。回答生成用モデルの料金まで一律に含まれるとは案内されていません。
課金開始前に、取り込む資料のトークン数、保存容量、検索の種類ごとの月間回数を見積もっておくと、無料枠を超える部分の費用を把握しやすくなります。
出典・確認日: 2026年10月2日
