スナック3行まとめ
- Cloudflareがログ転送機能LogpushをFree・Pro・Businessにも開放しました。
- FreeプランでもLogpushの利用は従量課金で、無料になるわけではありません。
- 複数アカウントをまとめるOrganizationsのFreeアカウント向け展開は、2027年初頭の予定です。
Cloudflareは2026年10月2日、これまでEnterprise限定だったLogpushを、Free・Pro・Businessでも従量課金で利用できるようになったと発表しました。小規模なサイトの運営者も、Cloudflareのログを普段使っているストレージやセキュリティ・分析ツールへ送れます。

スナックガールズのひとこと
レッド: 試作プロジェクトごとにアカウントを分けて、あれこれ触ってみたいな。自分がいじる場所をはっきりさせられるの、いいね。
ネア: 機密情報を伏せても、障害の手がかりは残しておきたいですね。転送前にどんなSQLを組めるのか、調べてみたくなりました。
機密情報はログを送る前にマスクできる
Logpushは、Cloudflareのログを外部のストレージ、セキュリティツール、分析基盤へ転送する機能です。Free・Pro・Businessでもセルフサービスで利用を始められるようになり、料金は利用量に応じて発生します。
ログの整形を担うTransformersも全顧客向けに一般提供されます。SQLで変換処理を設定すれば、不要なレコードの除外、機密情報のマスク、イベント情報の補完、形式の変更を転送前に行えます。別途ETLパイプラインを運用せずに、送り出すログを整えられる仕組みです。
プロジェクトごとにアカウントと権限を分ける
9月に追加された「New Account」ボタンでは、ダッシュボードから追加の無料Cloudflareアカウントを作れます。プロジェクトやチームごとに分けて管理でき、各アカウントの請求も独立しています。
RBAC(ロールベースのアクセス制御)はこの1年で対象が広がり、ほぼすべての製品でアカウント・ゾーン単位のロールを利用できるようになりました。最近ではWorkersも、R2やAccessに続いて個別リソース単位の権限設定に対応し、管理者が特定のWorkerへのアクセスを割り当てられます。
Enterpriseの利用者には、既存の契約やサブスクリプションを複数アカウントで使えるよう、追加アカウントの作成をCloudflareの担当チームに依頼する方法が推奨されています。

Organizationsで複数アカウントをまとめて管理
複数アカウントをまとめるOrganizationsは、現在Enterprise向けのベータ版です。2026年10月に一般提供へ移る予定で、Freeアカウント向けの展開は2027年初頭が予定されています。
共通の管理者が分析や監査ログを一元的に確認でき、WAFとGatewayの設定、AccessのIdP(IDプロバイダー)設定も共有できます。Enterpriseが持てるOrganizationは1つです。

従量課金を使うなら、支出と予算通知も確認
Enterprise以外の顧客には、8月から「Billable Usage」ダッシュボードとAPIが提供されています。支出の確認や使用量データのダウンロードができ、予算アラートも初期設定で有効です。
ただし、予算アラートは支出を強制的に止める機能ではありません。支出にハード上限を設ける機能はまだ試作段階で、初期提供は2026年第4四半期の見込みです。Logpushを使い始める際は、予算通知とあわせて使用量・支出も確認しておきましょう。
出典・確認日: 2026年10月3日
