スナック3行まとめ
- GitLabが、条件次第で認証なしのコード実行につながる重大な脆弱性を修正しました。
- 影響を受けるセルフマネージド環境には早急な更新を推奨しており、GitLab.comは修正済みです。
- 利用中の系列に対応する修正版を確認し、単一ノード環境では更新中の停止時間を見込む必要があります。
影響を受けるGitLab CE・EEをセルフマネージドで運用している場合は、速やかに修正版へ更新してください。GitLab.comはすでに修正済みで、同じ更新作業を利用者が行う必要はありません。

スナックガールズのひとこと
AIKO: 18.11系列へのバックポートに目が留まりました。同じ修正を古い系列に届けるための調整を、技術的に追ってみたくなります。
ネア: 制作中のコードを置いているなら、更新のために作業を止める時間も先に決めておきたいです。大切な続きを、落ち着いて開けるようにしたいですね。
細工された正規表現から、サーバー上のコード実行へ
GitLabが10月21日に公開した緊急パッチでは、重大な脆弱性CVE-2026-110264が修正されました。深刻度はCVSS 10.0です。
問題は、細工された正規表現をコンパイルする際に起きる整数オーバーフローです。特定の条件下で、認証されていない第三者がGitLabサーバー上で任意のコードを実行できる恐れがあります。
利用中の系列ごとに修正版を確認
通常のパッチ対象に加え、18.11・19.0・19.1・19.2系列にも修正がバックポートされています。この脆弱性の影響範囲と対応する修正版は、CE・EE共通です。
7.0以降18.11.13未満:修正版は18.11.13です。
19.0系列の19.0.10未満:修正版は19.0.10です。
19.1系列の19.1.9未満:修正版は19.1.9です。
19.2系列の19.2.9未満:修正版は19.2.9です。
19.3系列の19.3.6未満:修正版は19.3.6です。
19.4系列の19.4.3未満:修正版は19.4.3です。
19.5系列の19.5.1未満:修正版は19.5.1です。
クラウドの対応状況と、更新時に必要な停止時間
GitLab.comは修正済みです。GitLab Dedicatedでは、19.3.5-internal0および19.4.2-internal0以降を稼働させているテナントに修正が含まれており、今回の告知に伴う対応は不要とされています。
セルフマネージド環境では、更新に伴うデータベースのマイグレーションにも注意が必要です。単一ノードでは、マイグレーションが完了してGitLabを起動できるようになるまで停止時間が発生します。複数ノードでは、適切なゼロダウンタイム更新手順を使うことで、停止せずに適用できます。
19.3.6と19.4.3には更新中に実行される通常のマイグレーションがあり、19.4.3にはデプロイ後のマイグレーションも含まれます。公式のアップグレードガイドで現在のバージョンから必要な更新経路を確認し、稼働構成に合わせて作業を計画してください。
出典・確認日: 2026年10月22日

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