スナック3行まとめ
- 韓国のセキュリティ機関KISAが、Synology NASの保存ファイルが暗号化されるランサムウェア被害について注意喚起しました。
- 感染の兆候がない機器は、使用モデルが対応する最新のDSMとインストール済みパッケージに更新します。
- 暗号化や身代金要求の文書が見つかったら、まずネットワークから切り離し、同期・バックアップを止めて証拠を残します。
KISAは2026年11月3日、Synology NASを狙ったランサムウェア攻撃への注意を呼びかけました。予防のための更新は必要ですが、すでに暗号化などの兆候がある機器では、更新を進める前にネットワークからの隔離と証拠の保全を優先します。

スナックガールズのひとこと
AIKO: 同じ経路で全部のコピーを書き換えられる構成は気になります。バックアップを設計するなら、切り離すタイミングと変更権限まで考えたいです。
ネア: 好きなゲームのサントラや設定資料をまとめるなら、あとでちゃんと取り戻せる形にしておきたいです。聴き返したい日に開けないのは、やっぱり寂しいですから。
兆候がなければ、機種に対応した更新を
感染の兆候がない機器は、そのモデルでサポートされる最新版のDiskStation Manager(DSM)と、インストール済みパッケージに更新します。DSMは細かな更新番号まで確認し、サポート終了版を使っている場合は、対応するバージョンへの移行や機器の買い替えを検討してください。
Synologyの10月29日付発表では、2024年12月に修正済みの脆弱性を悪用し、サポート終了版DSMの機器に保存されたデータを暗号化する攻撃が報告されています。
なお、同じ発表にあるPHP2Shellは、一部のPHP依存パッケージに影響する別の問題です。Web StationやWordPressなどが対象で、Synology Driveは対象外です。今回の暗号化被害がPHP2Shellによるものだとは発表されていません。
管理画面の公開を絞り、バックアップは別に守る
NASの管理画面をインターネットに直接さらす範囲を減らし、不要なポート転送、リモート接続、サービスを無効にします。遠隔利用が必要ならVPNなどの管理された接続経路を使い、ファイアウォールで接続元と利用できるサービスを制限します。
標準の管理者アカウントは無効化し、他のサービスと使い回さない強固なパスワードと多要素認証を設定してください。
重要なデータは、NASから切り離したオフラインの記録媒体か、変更・削除を制限したバックアップに保管し、定期的に復元を試します。常時接続の外付けディスクや同期先のデータも被害を受ける可能性があるため、それぞれ保護が必要です。

ファイルが開かないときは、初期化せず証拠を残す
保存ファイルが突然開けなくなったり、拡張子がL0CK3D、locked、lock3d、lock3Dなどに変わったり、身代金を求める文書が現れたりしたら、感染を疑います。まずNASのネットワーク接続を遮断し、連動する同期・バックアップ処理を停止してください。
身代金要求の文書、暗号化されたファイル、システム・アクセスログは残し、発見時刻、機種名、DSMのバージョン、行った操作を記録します。初期化・フォーマット・再インストールや、ファイルの削除・上書きはしないでください。不必要な電源オフ、再起動、更新も避けます。
KISAの公式サイトにある侵害事故のオンライン申告窓口から報告し、対応・復旧支援を求めたうえで、その案内に従ってください。出所不明の復旧ソフトや、復旧を保証して金銭を要求する業者の利用にも注意が必要です。
出典・確認日: 2026年11月3日

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