スナック3行まとめ
- Tor Browser 16.0がデスクトップとAndroid向けに公開されました。
- デスクトップ版では、ページ名をウィンドウ名に出さず、ほかのアプリに読み取られる情報を減らせます。
- 利用には手動での有効化が必要で、スクリーンリーダーなどの使い勝手に影響する可能性があります。
Tor Projectは2026年10月29日、Tor Browser 16.0を公開しました。デスクトップ版の新設定では、閲覧中のページ名が付くウィンドウ名を「Tor Browser」に置き換え、そこからほかのアプリへ伝わる情報を減らせます。

スナックガールズのひとこと
AIKO: 通信経路の保護と、端末内で見えるウィンドウ名は別の話。この境界を個別の設定で扱う設計に興味があります。
ネア: 好きな作品の設定を調べるとき、アプリ切り替え画面にページ名が出ないのは少し安心できそうです。全部同じ名前で迷わないか、試してみたいですね。
ウィンドウ名から伝わる情報を減らす
新しい項目は、設定の「Privacy and security」→「Protections from third-party applications」にあります。通常、OSやほかのアプリは特別な権限なしにウィンドウ名を読み取れますが、この設定を有効にすると、ブラウザーのウィンドウ名が一律「Tor Browser」になります。
対象はウィンドウ名から伝わる情報で、端末内のあらゆるアプリによる監視を防ぐ機能ではありません。また、スクリーンリーダーや一部のデスクトップ環境、アプリ切り替えツールの使い勝手に影響するおそれがあります。その影響をまだ十分に評価できていないため、初期状態では無効になっています。
設定を探しやすく、マニュアルはオフラインでも
今回の版はFirefox ESR 153がベースで、デスクトップの設定画面も再設計されました。従来の「General」の項目は外観やダウンロードなどのページに分かれ、接続とセキュリティレベルの画面も作り直されています。既存の設定は引き継がれ、移動した項目は設定画面上部の検索欄から探せます。
同梱マニュアルは新しいサポートサイトの内容に更新され、デスクトップ版では引き続きオフラインで読めます。Torネットワークに接続できないときも、アドレス欄に「about:manual」と入力するか、アプリメニューのヘルプから開けます。Android版には、APKのサイズ制限によりオフライン用マニュアルは同梱されません。
64ビットARMのLinuxが安定版に対応
1年のテストを経て、64ビットARM(AArch64)のLinux向けネイティブ版が安定版に加わりました。Raspberry Piや、Linuxを動かすApple Silicon搭載Macなどが対象です。一方、32ビットx86 Linuxのサポートは終了し、ハードウェアやOSが対応していれば64ビット版へ移行できます。
Android版ではJetpack Composeへの移行が進み、画面の多くがMaterial Design 3に更新されました。すべての画面の刷新が完了したわけではなく、今後のリリースでも改良が続く予定です。

出典・確認日: 2026年11月3日

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