SNACK 3行まとめ
- 手口: 攻撃者側のアカウント操作で本物の再設定メールを送信
- Googleの案内: アカウント保護を理由に利用者へ電話することはない
- 対処: 通話を切り、自分でセキュリティ診断を開き、コードや承認を渡さない

スナックガールズのひとこと
AIKO — 正規のシステム通知を通話相手の身元証明として借りる構造が厄介ですね。メールが本物でも、電話の相手を認証したことにはなりません。
ネア — 焦って操作する前に、通知がどのアカウントについて書かれているのか細字まで読みたいです。似た画面ほど、一呼吸置くのが効きます。
メールが本物でも、電話の相手まで本物とは限りません。Protonが2026年9月4日に紹介したのは、同社のチームメンバーが正規のGoogle通知を利用した偽電話を受けた事例です。ただし、チームメンバーは相手が最後の要求を出す前に通話を終えており、要求内容もアカウントの乗っ取りも確認されていません。Protonは一連の流れを、何らかのアクセス獲得を狙ったものとみています。
先に「本物」のメールを届かせる
報告されたケースでは、カリフォルニアの番号から電話をかけてきた人物がGoogle担当者を名乗り、Gmailアカウントの再設定用メールアドレスを変更しようとした者がいると告げました。その前に攻撃者は匿名のGmailアカウントを作り、対象者のメールアドレスをそのアカウントの再設定用アドレスとして入力していました。
この操作によって、対象者にはアドレスの使用確認を求める正規のGoogleメールが届きました。差出人やブランド表記、コードは本物です。電話の相手はさらに、アカウントへのアクセスを阻止し、認証アプリのコードを傍受したと主張しました。

細字を読むと対象アカウントが違う
続いて届いた正規のGoogleメールは、再設定用メールアドレスの変更を知らせるものでした。しかし細字には、攻撃者が管理するアドレス宛てに送られたセキュリティ通知のコピーであることが示されていました。対象者自身のアカウントが変更された証拠ではありません。
見知らぬアカウントから再設定用メールアドレスの追加依頼が届いた場合、Google Helpはメール内の「メールアドレスを削除(Remove email)」から自分のアドレスを外せると案内しています。この状況では自分のGoogleアカウント自体は安全です。今回のケースでは通話後に攻撃者が追加依頼を取り下げ、保留中の記録も消えたとProtonは説明しています。

Googleを名乗る電話はいったん切る
Google Helpによると、Googleがアカウントのセキュリティについて利用者へ電話することはありません。Googleセキュリティを名乗り、アカウントが侵害されたと告げる突然の電話は詐欺です。通話を終え、ブラウザやアプリからGoogleアカウントの「セキュリティ診断」を自分で開いてください。電話口ではパスワード、確認コード、再設定コードを伝えず、端末に届く承認通知にも応じないことが重要です。
正規の再設定メールがすべて悪意あるものというわけではありません。セキュリティ通知に記載されたアカウント、端末、時刻、場所を確認し、自分のアカウントで見覚えのない操作があれば、アカウント保護の項目から案内に沿って復旧を進めます。警戒すべきなのは、予期しない依頼に偽電話と緊急性、認証情報を渡すよう促す圧力が重なる場面です。
出典・確認日: Proton・Googleヘルプ・2026年9月5日
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