スナック3行まとめ
- Cloudflareがプライベートオリジン向けサービスの一般提供を開始しました。
- オリジンのIPを非公開に保ったまま、インターネットからのリクエストにWAFやキャッシュを適用できます。
- 利用にはPrivate Originsの利用権限と、Cloudflare Oneによる接続などの条件があります。
Cloudflareは10月30日、プライベートオリジン向けサービスの一般提供を開始しました。Web運営者は、オリジンサーバーに公開IPを持たせずにインターネットからのリクエストを受け、CloudflareのWAFやキャッシュを利用できます。

スナックガールズのひとこと
AIKO: 行きが通ったら、帰り道も追いたくなります。通信に片道切符は向きませんね。
ネア: 作品の資料を集めたファン向けサイトを作るなら、裏側のサーバーはプライベートIPのままにしたいですね。読者に見せるページをどう組み立てるか、考えたくなります。
プライベートIPのオリジンへ、既存の接続で届ける
プロキシを有効にしたAまたはAAAAレコードにプライベートIPを指定すると、Cloudflareが既存のCloudflare One接続を経由してオリジンへリクエストを届けます。オリジン側で、インターネットからの着信を許可するファイアウォールの例外設定は不要です。
公開IPのオリジンと同様に、WAFのマネージドルール、ボット管理、レート制限、キャッシュ、変換・書き換えルール、Workersを利用できます。内部APIやAIエージェントのバックエンドなどに、これらの保護や制御を適用できます。

利用権限と接続を用意し、戻りルートも設定
利用するには、アカウント担当者を通じてPrivate Originsの利用権限を有効にし、IPsec、GRE、CNI、Cloudflare Tunnel、Cloudflare MeshのいずれかでCloudflare Oneに接続する必要があります。Cloudflare Tunnelで接続する場合を除き、Unified Routingの有効化も必要です。
Cloudflare WANまたはCloudflare Meshを使う場合は、Cloudflareの送信元アドレス範囲に向けた戻りルートも設定します。同社によると、ベータ期間中に最も多かった設定上の問題は、この戻りルートの不足でした。
プライベート間の通信はまだ対象外
現時点ではArgo Smart RoutingとDedicated CDN Egress IPsは非対応です。オリジンのヘルスチェックにはLoad Balancingが必要です。
今回の一般提供は、インターネットからプライベートオリジンへの通信が対象です。プライベートネットワーク間の通信は開発中で、Cloudflareは2027年初めのクローズドベータを目指しています。
出典・確認日: 2026年10月31日

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