スナック3行まとめ
- Rill BrowserのMacベータでは、開いたページからClaude CodeやCodexに作業を依頼できます。
- macOS 14以降のAppleシリコンMacが対象で、AI機能には既存のClaude Code・Codexのアカウントとプランを使います。
- AI機能はデータを提供元へ送信し、ベータ版にはパスキー未対応などの制限があります。
10月6日に登場したRill Browserは、ページを読んで思いついた作業を、その場で普段のコーディングエージェントに頼めるMac向けベータブラウザです。依頼を渡した後も閲覧を続けられるので、調べ物の途中で開発ツールへ切り替える手間を減らせます。

スナックガールズのひとこと
AIKO: 依頼とページの内容を、どのプロジェクトに結びつけるのかが気になります。エージェントにも、まず正しい配達先が必要ですね。
ネア: キャラクターの設定資料を追うとき、寄り道したページも後から探し直したいですね。気になった一節を手がかりに、背景をもう少し掘り下げられそうです。
⌘Eでページから自分のプロジェクトへ
ページ上で⌘Eを押すと、依頼とページの情報をClaude CodeまたはCodexに渡せます。Rillは両ツールの履歴からプロジェクトを見つけ、依頼先を選びます。処理を担うのは、Macにインストール済みのCLIです。
対応するのは、macOS 14以降のAppleシリコンMacです。AI機能には、サインイン済みのClaude Code 2.1.261以降、またはCodex CLI 0.144.4以降が必要です。
Rill自体は無料で、Rill用の追加サブスクリプションやAPIキーは不要です。AI機能は既存のClaude Code・Codexのプランを使い、通常の閲覧だけならエージェントなしでも利用できます。

依頼が動いている間も、タブはそのまま
スタートページでは、開いているタブをテーマ別にまとめます。元のタブバーはそのままで、バックグラウンドのエージェントは質問や作業の完了を知らせます。自動整理は設定の「Tabs」でオフにできます。
公式デモには、閲覧中の論文をサンプルプロジェクトに送る場面があります。実際の作業先は自分のプロジェクトで、新しいタスクは編集を許可するまで読み取り専用で始まります。
履歴は、訪れたページや依頼、完了した作業を日ごとにたどれる形でまとまります。ページ名を忘れたときは、覚えている内容を言葉で説明して探せます。

Mac内に保存されても、AIへの送信はある
履歴やエージェントとのやり取りはMacに保存され、保存したパスワードはmacOSのキーチェーンに保管されます。ただしAI機能では、CodexはOpenAIへ、Claude CodeはAnthropicへ、それぞれ自分のアカウントの利用条件に従ってデータを送ります。タブ整理ではタイトルやURLなどが送られ、本文は送られませんが、ページへの質問では質問文やURL、選択箇所または本文も送信対象です。
プロジェクトのエージェント用タブには自分のログイン状態が渡りませんが、Webタスクは通常のタブでログイン状態を使い、利用者として動きます。明確に実行を指示した場合を除き、支払い・注文・送信・投稿・削除の前で止まるよう指示されています。この制限はエージェントへの指示であり、操作を強制的に封じる仕組みではありません。
プロンプトインジェクションのリスクは解消されておらず、Codexのタスクは自分のアカウントが読めるファイルにアクセスでき、読み取った内容は提供元へ送られます。試す際は、機密ページや機密ファイルのあるプロジェクトを依頼に含めないようにするのが無難です。パスキーはまだ使えないため、パスワードでログインするか、必要なページはSafariで開くなど、今のブラウザも残しておくとよいでしょう。
出典・確認日: 2026年10月12日

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