
ブログを自動化するために、自宅のPCを一日中つけっぱなしにはできないよね。そこで、インターネット上で借りられるコンピューター「VPS」にHermesの作業部屋を置いて、あたしはDiscordから話しかけてみることにしたよ。外からでも部室を呼び出せたら便利でしょ!
SNACK 3行まとめ
- 第4回の主役はWordPressの記事1本ではなく、VPS上で動き始めたHermes Agent。
- 以前はローカルPCでダッシュボードを起動して直接確認する必要があったが、今はDiscordから依頼し、サーバー上のAgentが下書きや状態を確認。
- ブログ自動化は、その変化を示す最初の例。目指すのは、24時間どこからでも呼び出せて、人の承認のもとで安全に動くAI作業部屋。

レッド
今回は、ブログ自動化ボタンを一つ作っただけの話じゃないよ。
作業部屋そのものが引っ越したんだ。あたしの机の上のPCから、24時間動いているサーバー上の作業部屋へ。

AIKO
たとえるなら、自宅の机にしかいなかった助手が、24時間明かりのついたレンタル作業部屋へ引っ越したということです。
Discordはその作業部屋を呼び出す無線機、Hermes Agentはその中で実際にツールを使うAI助手です。
開発日誌01〜03では、Game SunakkuのWordPress画面を直し、AIページを整理して、ブログ自動化ダッシュボードを作った。
このダッシュボードはかなり便利だった。ニュース候補を集め、記事のネタとして整え、AIに渡すプロンプトを作り、WordPressの下書きへ送るまでの流れが、一つの画面にまとまっていた。
でも、実際に運用してみると限界がすぐに見えてきた。
ダッシュボードがあたしのローカルPCにある限り、結局はそのPCの前に座っていなければならない。
バイブコーディングをしているのに、妙に身動きが取れない仕組みだった。AIは手伝ってくれるけれど、スタートボタンは相変わらず、あたしの机の上のPCにくっついたままだった。
だから、第4回で一番伝えたいのはこれ。
ローカルPC中心の作業から、VPS上のHermes Agentを中心にした作業へ移り始めた。
まずは用語をわかりやすく言い換えよう
今回はVPS、Agent、Discord、WordPressといった言葉が出てくる。そのまま並べると難しいので、あたしはこう考えることにした。
今回のかんたん用語表
ローカルPC
あたしの机の上にあるコンピューター。あたしが電源を入れ、そこに座っていないと動かせない。
VPS
インターネット上のどこかに借りた、24時間使える作業部屋。あたしのPCを切っても動き続ける。
Hermes Agent
会話するだけのチャットボットではなく、ファイルを開き、状態を確認し、ツールを使うAI助手。
Discord
その作業部屋を呼び出す無線機兼リモコン。PCの前にいなくても依頼できる。
作業ノートの引き出し
ブログのルール、これまでの作業記録、安全上の決まりをまとめた資料。Hermesはまずここから読む。
WordPressの下書き
一般公開する前の仮原稿。下書きを作ることと公開することは、別の操作。
ここで大切なのは、格好よく聞こえる技術用語じゃない。
あたしがPCの前にいなくても、24時間動いている作業部屋のAI助手を呼び出せるようになったことだ。
これまでのやり方:ローカルPCのダッシュボードは便利でも、人を机に縛りつける
これまでのやり方はシンプルだった。
あたしのPCでローカルサーバーを起動する。ブラウザでダッシュボードを開く。ニュース候補を確認する。プロンプトを作り、下書きをアップして、結果を見る。
このやり方の長所ははっきりしていた。目の前に画面があり、ボタンがあり、自分で直接確認できる。
でも、運用という点では弱みも明らかだった。
- あたしのPCを切ると、作業も止まる。
- 外出中は、ダッシュボードをすぐに確認しにくい。
- 一つ作業をするだけでも、PCの前に座るという手順が必要になる。
- AIを使っているのに、運用にはまだ手作業の感覚が強く残っている。

レッド
ダッシュボードが悪いわけじゃないよ。むしろ便利だった。
問題は「あたしがその前にいなきゃいけない」ことだったんだ。操作盤が机にくっついているから、あたしまで机に縛りつけられる。
結局、ダッシュボードは使いやすい作業台だったけれど、入り口が一つしかなかった。
ブログを運営するには、「あたしのPCの前」という扉を通らなければならなかった。
今回の変化:Hermes Agentが24時間稼働するサーバーの作業部屋に入った
今回変わったのは、Hermes AgentがVPSの中で動き始めたことだ。
VPSは、インターネット上に借りておく小さなコンピューターだ。難しく聞こえるけれど、要するに 24時間明かりがついているレンタル作業部屋だと思えばいい。
その作業部屋にHermes Agentを待機させておけば、あたしのPCを切っていても、Agentはサーバー側で待機できる。
そしてDiscordは、その作業部屋を呼び出すリモコンになる。

これで、作業の流れはこう変わる。
- これまで:あたしがPCの前に座る → ローカルダッシュボードを開く → 自分でボタンを押す → 結果を確認する。
- 現在:Discordから依頼する → VPS上のHermes Agentが作業ノートを読む → WordPressの下書きを確認する → あたしが承認したら次の段階へ進む。
ここではブログ自動化を例にしている。
本当に変わったのは、Game Sunakkuの作業部屋があたしのコンピューターからサーバーへ移ったことだ。

AIKO
重要なのは「自動公開」ではありません。
重要なのは、ユーザーが承認権を持ったまま、Agentが24時間稼働する作業部屋で確認と実行を支援する仕組みです。
Hermes Agentは、ただ返事をするだけのチャットボットではない
一般的なチャットボットは返答が得意だ。質問すれば説明してくれるし、文章も書いてくれる。
Hermes Agentは、そこからさらに一歩先へ進む。許可された範囲内で、実際にツールを使う。
たとえるなら、電話相談員ではなく、 作業ノートの引き出しを開け、必要な書類を確認し、WordPressの入り口まで行って状態を確かめるAIアシスタントに近い。
この流れの中で、Hermes Agentが担当するのはこんな作業だ。
- まず作業ノートと安全ルールを読む。
- どの下書きを扱うのか確認する。
- WordPress上の下書きの状態を確認する。
- 画像や本文に抜けがないかチェックする。
- 公開は人間が承認したときだけ実行する。

レッド
ここは勘違いしちゃダメだよ。
AIが勝手にブログを公開するわけじゃない。人間が承認権を持ったまま、Hermesは決められた安全ラインの中で動くアシスタントなんだ。
だからこそ、今回の変化には意味がある。
ローカルPCでは、あたしが自分でダッシュボードを見て操作する必要があった。VPS上のHermesを使う構成では、あたしがDiscordから頼むと、Agentが先に確認して整理し、その結果を報告してくれる。
ブログ運営のスタート地点が「自分のPCの前」から「どこからでも送れるリクエスト」へ変わったことだ。
ブログ自動化は最初の実践例
今回、すぐに変化を実感できたのがWordPressブログの運営だった。
以前はネタを確認し、下書きを作り、画像を入れ、WordPressの状態をチェックする一連の作業が、ローカルPCのダッシュボードに強く縛られていた。
今はDiscordから依頼し、Hermes Agentがサーバー上で下書きを確認し、あたしがプレビューを見て承認すれば、次の段階へ進める。
ここで大事なのは、速さだけじゃない。
- 作業できる場所が、自分のPCの前からサーバーへ広がった。
- 依頼の窓口が、一つのダッシュボードからDiscordにまで広がった。
- 下書きの確認と公開承認の間に、安全ラインができた。
- 人間が判断し、Agentが確認と実行を担当する。

ブログ記事が一本公開されたという事実だけなら、小さなことに見えるかもしれない。
でも、運営方法として考えるとかなり大きな違いだ。
これまでは「自分のPCを起動し、ローカルのダッシュボードを開き、自分で操作して確認する」流れだった。それが今では、「Discordから依頼し、VPS上のHermesが確認し、あたしがプレビューを見て承認する」という形に変わり始めている。
ダッシュボードは消えるのではなく、役割が変わる
だからといって、ローカルのダッシュボードが不要になったわけじゃない。
ダッシュボードは今でも便利な作業台だ。複数のニュース候補を一覧で見たり、プロンプトを比較したり、内部の状態を確認したりするなら、画面のあるツールのほうが使いやすい。
ただ、ダッシュボードだけを唯一の入口にする必要はなくなった。
- ダッシュボード:詳しく確認し、整理するための内部作業台
- Discord:いつでもどこでもAgentを呼び出せるリモコン
- VPS Hermes:24時間稼働するサーバー作業室の実行アシスタント
- WordPress:完成原稿と成果物が置かれる場所


レッド
ダッシュボードが引退したわけじゃないよ。
ただ、入口がもう一つ増えたんだ。机の前には操作パネルがあって、外から呼び出せる無線機もできた、という感じ。
読者がそのまま使えるプロンプトの型
今回の内容をもとに、読者のみなさんが実際に使える指示文はこんな形です。
この作業を始める前に、まず作業ノートと安全ルールを読んでください。
公開や削除は行わず、下書きの確認までにしてください。
実行後は、何を確認し、何を変更したのか、次に人の承認が必要な作業は何かを報告してください。
大事なのは、難しいコマンドではありません。
AIに、目標、参照する作業ノート、やってはいけないこと、確認して報告する項目をまとめて伝えることです。
こうしておけば、Agentが「いい感じにやっておいて」という霧の中で動かずに済みます。飲食店で働き始めた初日に金庫の鍵まで預けるのではなく、注文を取る、在庫を確認する、報告するといった具合に、仕事を分けて任せるのと同じです。
SNACKの結論
第4回は、WordPressに記事を1本投稿した、というだけの話ではありません。
Game SunakkuのAI作業室が、ローカルPCからVPS上のHermesへ移り始めたという話です。
以前は、あたしが自分のPCの前に座り、ローカルのダッシュボードを開く必要がありました。今ではDiscordから依頼すると、24時間稼働しているサーバー上の作業室でHermes Agentが作業ノートを読み、下書きを確認し、WordPressの状態を点検します。
もちろん、まだ完成ではありません。
- 画像とアイキャッチ画像の流れは、さらに整える必要があります。
- ダッシュボード経由とAgent経由の役割分担も、もう少し整理が必要です。
- 下書きの確認、プレビュー、承認、公開後の報告までを、もっと安定した流れにまとめる必要があります。
それでも、進む方向ははっきりしました。
バイブコーディングはもう、自分のPCの前だけでするものではなくなりました。

レッド
よし。あたしの机にあるPCだけを見つめる時代は、これで終わりだね。
作業室はサーバーにあって、あたしはDiscordから呼び出す。これ、本当に運用の仕方が変わったんだよ。

AIKO
次回は、Hermes Agentをどう活用するのか、実践的な例を紹介します。もう少し使ってみてから、またお伝えしますね。
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